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不妊治療


当院では一般不妊治療を行なっております。​不妊症スクリーニング検査、排卵の確認、タイミング指導、人工授精を行います。2022年4月から、一部の不妊治療も保険が適応されるようになりました。

妊娠のご希望がある方はご相談ください。なお、高度不妊治療(体外受精など)が必要と判断される場合は専門のクリニックへご案内させていただきます。

不妊治療とは

不妊治療は、妊娠しにくい原因を調べ治療することと、妊娠の可能性を高めることで構成されています。
妊娠を考えた際には、まず不妊の原因となるものはないか、スクリーニング検査(基本検査)にて明らかにすることから始めなければなりません。
不妊治療は検査に始まり、いくつかの治療法を試しながら、段階的に行うのが一般的です。 治療開始から妊娠までには平均で、2年から3年程度かかり、時には5年以上の継続的な治療が必要になる場合もあります。
もし、妊娠しにくい原因がありそれを早く知ることができれば、妊娠までの期間を短縮できる可能性がありますので、基本検査はとても重要と言えます。

不妊治療の進め方

  1. 検査を行います。
  2. 検査と同時進行でタイミングを合わせていきます。
  3. 経口の排卵誘発剤を服用する場合や、低用量の排卵誘発剤の注射をする場合もあります。
  4. 人工受精にすすみます。

検査内容

検査名 検査内容
子宮がんの検査 自治体の検診や会社の検診で受けていられる方は必要ありません。
超音波検査(エコー) 子宮筋腫や卵巣腫瘍、子宮内膜症などの検出には不可欠です。
タイミングを合わせるときも卵胞計測(卵胞の大きさをはかる)に用います。
ホルモン検査 生理開始からの日数によって正常値は変わってきますので、すべてのホルモンの検査を1回の採血で終わらすことはできませんが、通常は月経周期の2日目、3日目に(月経開始から2日目、3日目)採血をします。
排卵障害があると考える場合、月経周期の長い方に関しては、さらに別の血液検査をいたします。
AMH
(抗ミューラー管ホルモン)
※⾃費検査になります
女性は出生時には皆同じ数の卵子を有しています。(200万個と言われています)それが月経開始とともに毎月の排卵で少しずつ減少して閉経にいたります。AMHの値が低い場合、妊娠を先延ばしにしないようにお勧めしています。
多のう胞性卵巣などの排卵障害がある場合は異常高値になります。
卵管通⽔検査 卵管の狭窄や閉塞、周囲癒着、⼦宮の位置、形態の異常を調べるものです。⽣理⾷塩⽔を⼦宮の⼊り⼝から注⼊し、超⾳波検査により卵管の通過を確認します。通過が悪い場合は⽣殖補助医療が必要になります。
ヒューナーテスト 排卵期に性交渉後に来院していただき、排卵期に子宮から分泌される粘液中(頸管粘液)に運動精子がみとめられるかどうかをチェックする検査です。精子の運動能が悪い場合、女性側のホルモン状態により頸管粘液の性状が悪い場合、抗精子抗体が存在する場合は精子が宮内に入っていくことができなくなります。
精液検査 不妊症の原因は男性因⼦が約半数と⾔われています。妊娠しづらい時は精液検査も同時に受けていただくことをお勧めします。
検査の⽇にお渡しした容器にご⾃宅で精液を採取して持ってきていただいています。必ずしも男性が来院する必要はありません。